HANDからうまれるHAPPY

ネイルや、ハンドメイドアクセサリー、美容など「手」からうまれるワクワクを綴ります。

自分の「違和感」を大切にしようと思う

ネイルサロンでの研修が始まる前。

「研修中にお互い見極めるっていうイメージで、やりましょう」と経営者が言いました。

で、それから3週間。私は見極めました。

ネイルサロンで働くのは、やめました。

 

業界の常識、慣習

前にも書いたとおり、研修中は無給でした。

まだお客様からお金をもらえる技術もないし、

営業時間中に席も道具も貸して、無料のモデルさんを施術してるのだから。

というのがおそらく店の考えであり、この業界の慣習みたいなものです。

訓練校の先生からも、大半のサロンはこのような方式だと聞かされていました。

でもいわゆる”普通の企業”に未経験で入社したって、

「まだ仕事覚えてないから」なんていう理由で、無給で働かせたりしないですよね。

ただ、私も美容業界ってこういうものなんだと一旦は割り切っていました。

デビューまでそんなに時間はかからないと思っていましたし。

 

しかし、ふつふつと湧いてくる疑念

私は職業訓練校を出ているので、

雇用保険のある事業所への就職を強く勧められていますし、

私自身も、これまで会社勤めをしてきて社会保険のない会社なんて考えられないので、

募集要項に「社会保険完備」と明記しているサロンにしか応募していません。

しかしある日経営者と話した時、近くにいた若いスタッフのことを見て

「若い子たちは保険なんて関係ないって感じだし」と一言。

バイトとはいえ、ほぼフルタイムで働いているのに?

正社員として社会保険が適用されているスタッフもいるようでしたが、

結局どの時点から適用されるのか、答えをはぐらかされた感じ。

未だにどれぐらいのスタッフに適用されているのかも、わからないままです。

この一件で、このサロンは従業員の無知と経営者の怠慢で成り立っていると感じ、

ここで頑張ろうという気持ちがサーーッと引いていきました。

 

ネイルは大好きだけど

この年齢から、薄給を修行中だからと我慢し、

家族との時間まで犠牲にしてやっていくと思っていたけど、

経営者が最低限のことすらしていないのでは?と思いながら、

その経営者の顔色をうかがって働きたくありません。

薄給でも雇われることのメリットって、

個人では整えられない設備や材料を使えたり、

多くのお客様と出会えたりというのもありますが、

福利厚生も大きいですからね。

もうそろそろデビューの話になるかもしれないというタイミングだったので、

中途半端にお金もらわないうちに辞めよう、という判断になりました。

スタッフは本当にいい人ばかりだったので、残念です。

 

気持ちは前向き

経営者は判断が早すぎると激怒していましたが、

今後もし雇用契約を結ぶとなれば、どちらにせよそのときに揉めるのは確実。

むしろ早く手を引いてよかったと私は思っています。 

では他のサロンに入るのか?というと、答えはNOです。

もちろん研修中から賃金を払い、

本当に社会保険を完備しているサロンもあるにはありますが、

ネイリストって雇われでやる仕事じゃないな、というのが現在の結論。

しばらくはOLに戻って、自分で技術向上に励みながら、

個人事業主として独立するための資金をつくっていきたいと思います。

 

最後に

サロンに迷惑をかけてしまい、申し訳ないという気持ちは、もちろんあります!

業界の人たちには「甘い」と言われるかもしれません。

でも、おかしいものはおかしいのです。

これまでの私なら「おかしい」と思っても、

これが慣習なのだから仕方ないと我慢しようとしたと思います。

でももう10数年間働いて、いろいろ経験してきたのだから、

そろそろ自分の感覚を信じます。

自分の中に生じる「違和感」を、「そういうものだ」とすぐに押し込めずに、

向き合っていかないといけない。

大切なことに気づけた3週間でした。